2009/07/16-17
目的地:針ノ木岳(北アルプス)

ルート
16日:扇沢〜針ノ木峠〜雨の為に針ノ木岳は断念
17日:雨の為に針の木岳は断念〜扇沢

参加者: やっち(単独)

 

 


 今回は初の北アルプス&初のテント泊での山登りとなりました。
なぜ、北アルプスの針ノ木岳と言うと、春に黒部ダムに行った時ロープウェイから針ノ木岳が
ハッキリ見えて「行って見たいなぁ~」と思ったから。

 出発は前日の23時。金欠の為にエコ走行を心掛け中央高速をチンタラ80km/hで走る。
しかし、この80km/hってのは眠くなって仕方なかった(-_-;)
途中で眠気に負けてアクセルをチョット開けて人に言えない速度で走る。
あっという間に豊科ICに到達(;´д`)

 扇沢には3時前に着いたので仮眠をする事に・・・案の定、寝坊大魔王の僕は、
バッチリ寝坊をかました。

 外を見ると有り得ないくらいの青空。雲ひとつなかった。

 

 急いで支度をして出発する。 初めての登山計画書の提出・・・登山口でドキドキしながら記入する。
ようやく出発できたのは9時30分頃になっていた(-_-;)

 途中4回くらい関電の道路を横断して歩く。ところが・・・初の北アルプスと言う事でカメラ2台と
三脚まで持って来たのでザックが重い。カメラ関係だけで4kgくらいある(-_-;)
大沢小屋を過ぎる頃には「もーむり!」って独り言を何度も言いながら歩いていた。

 大沢小屋からヘロヘロになって40分くらい歩くと雪渓尻に到着。
ここでお昼にしてアイゼンを装着する。雪渓の上を歩くと涼しいと言うが、余りにヘバっていたので
全然涼しく感じない!雪渓ではスキーをしているお爺さんもいました。

 雪渓って歩くとこんなにシンドイって初めて知った(;´д`)15分くらい歩いて振り返る


 全然進んでないじゃん!有り得ん!
死にそうな顔をして歩く。と、前からお婆さんが降りてきた
丁度良いのであと、どれくらいか聞いた。
「まだ1/3も来てないヨ」って言われてしまった・・・

仕方ないのでひたすら歩く。歩きながら写真を撮る。
撮って休んでまた歩く。
雪渓がだんだん急になってきた。

 

 ようやく半分くらい?って所に来たようだ。上を見ると素晴らしい景色があった。

 この先でマヤクボ沢との分岐がありチョイ先に蓮華沢の水場があった。
針ノ木峠はまだ見えなかった(-_-;)

 

 水は大量に持っていたのでスルーしたが、ここでチョット悩んだ。
ココから先は急になるので峠まで辿り着けるか心配になった(-_-;)
それくらいバテていた。10分くらい悩んで進むコトにした。
この先はちょこっと歩いて立ち止まるって感じでなんとか歩いた。

 この先は本当に急斜面でアイゼン無しだと無理なんじゃない?って位。
急斜面の辺りにジグザグに歩く道が出てきた。
16:00ようやく針ノ木峠に到着したo(^-^)/

 ようやく着いた針ノ木小屋。
コースタイムの1.3倍も掛かってしまった(-_-;)
雨が降りそうなので急いで峠から撮影をした。

 とても今日は針ノ木岳に行く事は出来そうにない。
ってか無理!諦めて小屋に入り受付を済ませて
テントを張った。張り終わると同時に雨が降ってきた。

 

 

 峠から見たスバリ岳(左)と赤石岳?(右)

 雨の合間から撮った北葛岳方面(北葛岳ではないです)

 天気が悪くテント場には自分ひとりだけ・・・
「好きな場所に張ってイイよ」と言われて風の弱そうな所にテントを張った。
夕食を作り終わると豪雨になった。ドコにも出掛けられないのでラジオを聞いた。

 深夜になり風も出てきた。針ノ木岳の方から物凄い風の音が聞こえる。
まるでジェット機の轟音ようだ。僕のショボいテントは風に煽られまくったが
ハイマツのすぐ裏に張ったので何とか飛ばされずに済んでいた。

 が・・・雷が遠くで聞こえた。あっという間に近づいてきて真上でゴロゴロ
いい始めた。音と光が同時にきてビビリまくった(><)
テント内の金属が帯電したのかジジジーって音を出したのには参った(><)

 雷はその後は遠くに行ってしまったので安心した。が、雷は夜間に何度も近づ
いた。でもさっきみたいに強烈なのは来なかった。

 翌朝、起きると・・・やはり雨・・・せっかく北アルプスまで来たのにツイてない。
雨が降っていては写真は栄えない。針ノ木岳も蓮華岳もガスの中だった。

諦めて下山することにした。

 下山していると雪渓の途中に小屋の人がいて「昨夜はどうだった?」と聞かれた。
初のテントだったので逆に昨日の風ってどうなのか聞いてみたら「昨日の風は強か
たよ! 」と教えてくれて「それもいい経験だよ〜」と言っていました。

 初めての北アルプスは優しくは迎えてくれなかったようだったが、いつか必ず
針ノ木岳の上から写真を撮ろうと心に決めた。それまでに体力を付けなきゃ!

 下りはコースタイムの1.05倍の時間で下りることができました(遅)